インフルエンザとコロナ、ダブルの備えで安心を
2025年9月16日
秋冬の感染症対策:インフルエンザとコロナワクチン接種の大切さ
今年も早めに警戒を
秋から冬にかけて毎年流行するインフルエンザ。本年も早期からの患者増が懸念されます。また同時期には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再拡大も予想され、いわゆる「ツインデミック(二重流行)」が起これば、医療機関の逼迫や社会生活への影響が大きくなる可能性があります。流行の本格化前に備えることが重要です。
なぜ両方のワクチンが必要なのか
インフルエンザも新型コロナも発熱・全身倦怠感・呼吸器症状を主体とし、高齢者や基礎疾患のある方では重症化リスクが高まります。
- インフルエンザワクチン:発症の抑制および重症化予防に有効。
- 新型コロナワクチン:発症予防に加え、重症化のリスク低減が期待できます。
どちらか一方ではリスク対策として不十分な場合があるため、両方のワクチン接種を計画的に行うことを推奨します。
接種のタイミング(同時接種の推奨ではありません)
インフルエンザと新型コロナのワクチンは同じ日に接種する必要はありません。重要なのは、それぞれの流行期に間に合うスケジュールで早めに完了させることです。
- インフルエンザ:効果発現までおよそ2週間。例年の流行開始前(目安として11月前)に接種完了を。
- 新型コロナ:地域の流行状況を踏まえ、ピーク前に接種完了を。
仕事や学校の予定に合わせて、別日での計画的な接種をご検討ください。
接種を特におすすめしたい方
以下に該当する方は、インフルエンザ・新型コロナ双方の接種を強くご検討ください。
- 65歳以上の高齢者
- 心疾患・糖尿病・呼吸器疾患などの基礎疾患をお持ちの方
- 妊娠中の方
- 小児(とくに6か月以上の乳幼児や小中学生)
ワクチンと併せて取り組みたい日常対策
- 手洗い・うがいの徹底と咳エチケット
- 人混み・体調不良時のマスク着用
- 室内の換気と適切な湿度管理
- 十分な睡眠・栄養・適度な運動
接種費用について
当クリニックでの今シーズンの接種費用は以下のとおりです(すべて税抜き)。
- インフルエンザ(外来):3,500円
- 小児インフルエンザ:原則2回接種を推奨。
2回目は半額(1,750円)でご案内します。 - 新型コロナワクチン:15,000円
費用は自費診療です。地域・年齢によって助成制度が利用できる場合があります。詳細は受付へお問い合わせください。
当クリニックでの接種ご案内
大庭クリニックでは、インフルエンザ予防接種と新型コロナワクチン接種を実施しています。いずれも予約不要です。
皆さまの健康維持と安心のために、スタッフ一同、適切な感染対策のもとで接種を行っています。ご不明点は遠慮なくご相談ください。