【飯塚市】五月病に要注意!連休明けの心身ケア完全ガイド|ストレス対策と受診の目安
▷⻑い休みが終わり、仕事や学校が再開すると「やる気が出ない」「眠い」「食欲がない」といった不調が出てくることがあります。五月病は、新しい環境に慣れるまでに起こる一時的な心と体の疲れですが、放っておくと気分の落ち込みが深刻になることも。調査では、五月病かなと思った人の約4割がインターネットで対処法を探すといわれています。
本記事では、飯塚市周辺にお住まいの皆さまが連休明けを元気に過ごすためのセルフケアと、医療機関を受診すべきサインをわかりやすくまとめました。家族や職場ができる支援、よくある質問も掲載しています。
五月病とは? ― 原因と主な症状
なぜ起こるの?
- 新生活のストレスで自律神経が乱れやすい
- 休み中に崩れた体内時計が元に戻らない
- 「うまくやらなきゃ」というプレッシャー
よくある症状
心のサイン | 体のサイン | 行動のサイン |
---|---|---|
気分が落ち込む/やる気が出ない | 頭痛・肩こり | 遅刻・欠席が増える |
イライラ・焦り | だるさ・眠気 | 趣味に興味がわかない |
五月病とうつ病のちがい
五月病は「適応障害」の一種で、環境が落ち着くと自然に回復することもあります。一方、うつ病は環境が整っても気分の落ち込みが続く病気です。区別がつきにくいため、症状が長引く場合は医師に相談してください。
連休明けにできるセルフケア5選
- 決まった時間に寝て起きる
・平日も休日も前後30分以内をキープ
・寝る前のスマホは30分前までにオフ - 朝いちばんに太陽の光を浴びる
・カーテンを開けて深呼吸
・5分の散歩だけでも体内時計がリセット - 軽い運動を週150分
・ジョギング、速歩き、自転車など
・こま切れでもOK:15分×10回/週 - 納豆・バナナ・鮭などのバランス食
・朝食にバナナ+ヨーグルトで手軽に
・昼は玄米おにぎり+鮭でタンパク補給 - 深呼吸・瞑想を1日5分
・4秒吸って6秒吐く腹式呼吸を10回
・「いまここ」に意識を向けるだけでも効果
家族・友人ができるサポート
- ジャッジしない聞き役になる(アドバイスより共感)
- 無理に励まさず、日常の小さな達成を一緒に喜ぶ
- 休日は屋外で軽く体を動かす計画を立てる
- 受診を迷っている場合は同行を提案
職場・学校での対策
- 大型連休明け1〜2週間は業務量を調整(リハビリ期間)
- 朝礼やHRで悩みを共有できる場をつくる
- 体調不良を申告しやすいよう相談窓口を周知
- 在宅勤務者は30分に1回の立ち上がり休憩を推奨
受診を考えたい5つのサイン
- 不調が2週間以上続く
- 朝起きられず学校や仕事がつらい
- 食欲や体重が大きく減った
- 不安や焦りが強くミスが増える
- 死にたいほどつらい気持ちが出てくる
つらいと感じたらガマンせず、早めに医師へご相談ください。
当院のサポート体制
まずは外来で医師にご相談ください。
初診では問診・診察と簡単なストレスチェックを行い、一人ひとりに合った生活アドバイスをお伝えします。必要に応じてお薬やカウンセリング、栄養相談をご紹介。
よくある質問(FAQ)
Q1. 五月病は自然に治りますか?
A. 軽症なら数週間で回復することもありますが、長引く場合や日常生活に支障が出る場合は受診をおすすめします。
Q2. 市販のサプリやドリンクで改善しますか?
A. 栄養補助は役立つこともありますが、基本は睡眠・光・運動・食事の生活リズムを整えることが大切です。
Q3. 会社を休むべきタイミングは?
A. 朝起き上がれない、集中できずに重大なミスが続くときは、無理せず休養を取りましょう。診断書の発行も対応可能です。
Q4. 再発を防ぐコツはありますか?
A. 連休前後に予定を詰め込みすぎず、「ゆるやかな準備期間」を意識すると再発予防につながります。
まとめ
五月病は誰にでも起こり得る心と体の疲れです。セルフケアで良くなることも多いですが、不調が続くと学業や仕事に影響が出てしまいます。「ちょっとおかしいな」と感じたら、ためらわず当院の外来へ。連休明けの今こそ、ご自身をいたわるチャンスです。
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